樹木が大きくなりすぎてしまったお庭をすっきりさせて駐輪場にしたいという
ご要望でした。
道路に近く通行人の目線も気になるということで、目隠しのウッドフェンスと
スペースを有効活用できるような引き戸をご提案しました。
目隠しフェンスを考える場合、基本的にはH1.8m以上の高さでご提案します。
この高さであれば背の高い方でも中を覗くことはできないので、この1.8mは
基準にしています。
材料は耐久性も考慮してハードウッドを選んでいます。
このような目隠しフェンスを門扉を一体感のあるデザインに納めるためには、
アルミ材の製品よりも板1枚1枚から作っていくハードウッドが一番向いています。
ハードウッドであれば細かい高さや隙間の調整もできますので、お客様が一番
ほしいものができるのではないかと思います。
上の写真のように、扉の幅を現場の形状に合わせてギリギリまでフィットさせること
もできます。よく見ていただくと、駐輪場のコンクリート部分から柱を立ち上げてい
るところと、既存のブロックの上から立ち上げているところがありますが、このよう
な高さの違うところから立ち上げても、違和感なくきれいに仕上げられるのがハード
ウッドの強みです。材料の耐久性は価格帯にもよりますが、15年~30年以上もつもの
がありますので、安心して使っていただける材料です。天然材のため、無塗装のまま
だと1~2年でシルバーグレーに変化します。
この色の変化が受け入れられない場合は塗装をしていただくか、アルミ製品でできる
形で納めていただくかになってきます。
私は木の色の変化も、天然材ならではの質感、肌触りも好きなので、これからも
天然木をお勧めしていきたいと思っています。
↓ハードウッドについて、ご興味がある方はご覧ください